EDIX2023セミナー概要⑤

「MEXCBT」（メクビット）とは，MEXT(文部科学省) と CBT (Computer Based Testing）をかけ合わせた語であり， 児童生徒が学校や家庭において学習やアセスメントができる CBTシステムのことです。ここでは，国や地方自治体等の公的機関が作成した問題約３万問が活用可能となり，現在，約 2.4万校，約 820万人が登録されています。(2023年1月現在。文科省リリースによる）

各学校は「学習ｅポータル標準準拠ソフト」を導入し，それを利用して MEXCBTにアクセスします。

この「学習ｅポータル標準準拠ソフト」は ICT Connect 21 発行の「学習eポータル標準モデル」で規定されております。そのメインは下記となります。

・スタディログ（学習履歴）は「xAPI」規格に準拠し，「LRS」に記録すること。

　　xAPI : Experience API の略であり，学習経験履歴記録のための規格

　　LRS : Leaning Record Store の略

　　米国国防省内の標準化機関である ADL ( Advanced Distributed Learning ) が規定している

・各「学習eポータル標準準拠ソフト」は，LTI1.3 規格に準拠して MEXCBT等にアクセスすること。

　　LTI : Learning Tools Interoperability の略

　　OAuth2.0, JWT ( Jason Web Token ) を送受信することで成立

　　民間標準化団体 である 1Edtech（ 旧 IMS Global ）が規定している

この規格に準拠することにより，MEXCBT と同様，今後，さまざまな学習アプリへのアクセスと共通履歴の記録が可能となります。従来，それぞれの学習アプリの成績は，そのアプリ内に閉じており，学習者横断で判断することは困難でした。xAPI 形式により学習履歴を共通形式で LRSに記録することによって，そのような課題が解消され，高度なラーニングアナリティクスが可能になってきます。

弊社は独自開発した国内唯一の「認証 LRS」を保有し，こうした「学習eポータル標準モデル」を構築するためのノウハウを有しており，各種サービスを提供しております。また，構築の初期段階において，それぞれに適合した環境を構築していくために必要な要件確定をご支援する，コンサルメニューも用意しております。

「MEXCBT」対応の検討を進められておられる学校・自治体・事業者のみなさま方は，是非，お問い合わせください。

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