去る 8/31~9/2 の3日間、米国 ADL ( Advanced Distributed Learning ) のオンライン・カンファレンス iFEST が開催されましたので、参加してきました。
ADL はeラーニングの規格である SCORM や xAPI を発表している米国国防総省内にある標準化団体です。このイベントはコロナパンデミックの中で完全オンライン形式で昨年より始まったもので、ADL 自体のサービス紹介から、各界の教育やトレーニング関連のサービス紹介やパネルディスカッションが行われました。
ここでは、ADL iFEST 2021 のトピックスを数回に分けてご紹介します。
まず、初回は、ADLによる xAPI/ cmi5関連の情報です。
・cmi5 仕様のアップデート:シーケンシング機能の改善
・cmi5 利用を促進するためのオープンソースによる各種サポート「CATAPULT」
- サンプルコードの提供,インプリメントのための各種ドキュメント 等
- cmi5 システムが正確に構築されているかを判定するテストスイートの提供
・LRS 間での高速データ共有を実現するためのオープンソース「DATASIM」
これまで、ADLの活動は仕様の公開と啓蒙まででしたが、より具体的にサポートする体制になってきていることが判ります。今後、活用していけると思います。
Written by Hiroshi Maeda
※ ジンジャーアップでは、xAPI/ LRS/ cmi5 規格による先端学習管理システムを開発し、提供しております。ご興味のある方は → こちら からお問合せください。