経験が少ない若いころは、常に新しいことに挑戦する日々であったように思います。
特に社会人になってからは、仕事の内容だけでなく仕事の仕組みやその意味、さらに具体的なやり方など理解し実践していきました。
私の最初の職種は「営業」でしたので、自分が売る商品の価値、内容をしっかりと頭に叩き込んで、どうしたらその良さをお客様に伝えることができるのかを考えました。
営業手法やセールストークの工夫など様々なことに気をつかい試していきました。
時間が目まぐるしく過ぎていき、わき目も触れず日々を過ごしていたように思います。
しかしながら、今から思うと、この時期の私は物事を凄い勢いで吸収して、随分と成長できました。
しかし時間がたち、ある程度、慣れてくると日常的にこなせる様になってきます。
それはそれで悪いことではないのですが、それで満足してしまい、それ以上工夫をしなく
なりがちです。
慣れてきて、それらが日常になったら、意識的にその業務の深堀りを考えてみる。
または新しいことにチャレンジするなどして自分をまた新体験の中に身を置いてみる。
そうすることによってまた新たに成長できる自分に巡り合えます。
その充実感や達成感が次の生きる糧になっていくと思います。
慣れ切ってしまい、それに甘んじていることだけは避けたいものです。