大げさなタイトルですが、悩みは解決するものだと私は考えるようにしています。3つのたとえ話を記します。
例えば、事故で被害にあったと時などは、確かに不幸です。これはきちんと受け止めなければなりません。
その結果、大けがをして、入院して学校や仕事に行けなくなり、周りの人から遅れをとったという悩みなどは、長い目で見れば、必ずしも不幸だとは言い切れない側面があります。
入院することで、じっくりと自分を見つめ直す時間に恵まれたり、看護師さんやお見舞いに来てくれた人たちの優しさに触れることもあるでしょう。
少しだけ見方を変えるだけで、普段できない経験ができることもあります。
2つ目は、自分を形成している心と身体は、天文学的な数のDNA(遺伝子)の集まりだということです。
しかも、最新のDNAです。
自分が生まれるためには、お父さん、お母さんの2人がいてくれたお陰です。
そのお父さん、お母さんが生まれるためには、そのまたお父さんとお母さんがいたわけです。
2代さかのぼるだけで、すでに6人のDNAを受け継いでいます。
その1代さかのぼるとプラス8人、なんと14人のDNAを受け継いでいることになります。
これが、10代、20代さかのぼると、何千、何万人、いや、それ以上のDNAの集積が自分そのものだといえます。つまり、それだけたくさんの人々の子孫として私たちが存在しています。
その途方もなく大勢の人の中には、不幸だった人もいることでしょう。
しかし、知恵があり、徳をつんで、艱難辛苦を乗り越え、大成した人もたくさんいるはずです。
その人たちのDNAを受け継いでいると考える訳です。
じっくりと落ち着いて、真剣にとりくめば、それら大勢のご先祖のDNAがどこかで覚醒してきます。
そう、私たちは、自分ひとりではないのです。
私たち、ひとりひとりの心と身体を生かせるためには、大勢のご先祖の存在があったからに他ならないのだと私は考えるようにしています。
そう思えれば、自然と内面から力が湧いてくるはずです。
コロナの影響で、今年のお盆もお墓参りに行けてないのですが、落ち着いたらお墓参りに行きたいと思います。たまには、時間を忘れて。自分の中のご先祖さまと対話するのも良いものです。
最後の3つ目は、次回に譲るとしましょう。