前回、どのような場合でも「明るく希望をもって生きていくこと」の大切さをお話ししました。
その明るく希望をもっていると、勇気が湧いてきます。
逆に悲観的だと悪いことばかり考え、勇気が湧いてきません。
私は小学校5年生のときに、チャールズ・チャップリンの名作「ライムライト」を観ました。
映画では、年老いた道化師のカルヴェロ(チャップリン)が、若くして人生に絶望し、自殺を図るバレリーナのテリーを助けだします。
老いたカルヴェロとは違い、無限の未来が広がる若いテリー。
彼女を力づけようと、カルヴェロが熱弁をふるう場面での一言があります。
「勇気と想像力、そしてほんの少しのお金があれば生きていけるのだよ」と。
つまり、前向きに生きていくためには「勇気と想像力」が大切だとチャップリンは語っています。
小学校5年生の私には、当時ピンときませんでしたが、大人になるに従い、少しずつ意味合いが分かってきました。
生きていく上で大事なのは、悲観的より楽観的。
楽観的であれば、楽しいことを想像して、それらを実現させようと、少しの勇気を振り絞って一歩前に進み出せます。
そうやって、自分の人生を歩んでいくものだと感じられるようになりました。