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落ち込んだ時にはカラ元気

常日頃から、心身ともに健康を保ち、その内面から出てくるとびっきりの笑顔を周りに振りまける人はそれだけで幸せです。

 

なぜならば、その人は成功の半分はすでに手にしているからです。

 

いつも笑顔の人は、いつも辛気くさそうな人よりも好印象を与えますし、好印象の人はチャンスも増えるからです。

 
しかし、私自身もそうですが、どうしても嫌なことがあったり、病気をしてしまい、心が塞ぎがちになったりしてしまうことがあります。

そんな時に人は、やはりすぐに顔に出ます。

「どうしたの、今日は顔色わるいね」とか、「何かあったの、顔に書いているよ」などと言われたりするのがそうです。
そんな時の解決策のひとつが、「カラ元気」です。

人は、落ち込んだり、具合いが悪くなると神経が集中している顔にその様子が反映されます。つまり、調子が悪いと自動的に顔に出る仕組みになっているからです。

では、こう考えればどうでしょうか。
無理にでも、とびっきりの笑顔をつくるクセを身につけるのです。

笑顔にすると私たちの脳は、「今の顔の状態は笑顔だ」と勘違いします。すると身体も笑顔に見合った状態に復元しようと、脳が反応する訳です。

以前、甲子園に出場したある高校の選手たちが、苦しい時でも、意識して笑顔でプレーしていました。
苦しい時こそ、笑顔にして平静を保とうとの事でしたが、まさに苦しい時こそ、意識的に笑顔にして、平常心を保てるようにとの工夫だったのでしょう。

もちろん、大病の時の苦しさは別で、すぐに病院に駆け込むべきですが、日頃の生活の知恵として、落ち込んだ時は、「カラ元気」を覚えておくと、きっと良いことが向こうからやってくるでしょう。

「笑う門には福来る」です。